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エディタ

2013/05/20

小屋入り、そして建て込み

本日は小屋入り。

トラックを横付けして10時から搬入を開始、劇団員総出での作業です。

男性陣は劇場内に大道具を運び込みます。

その間女性陣が楽屋作りや衣装などの整理です。

男性陣が劇場内に大道具を運び込むと早速建込を始めます。

F1000194
まずは床作り。

若手もようやくこの作業に慣れて来たらしく、テキパキとこなし始めました。

これは舞台がどの様にできているかを知る為の大事な作業です。

さて、床面が出来上がるといよいよ大道具の建て込みです。

F1000195

叩きと呼ばれる作業です。

まずは壁を作ります。

ちょっとピンぼけですね。

写真が今一なのは私の携帯が古いので画素数がずいぶん少ないせいです。

悪しからず。

こうして装置が作られていくのです。

F1000196ええ、こんな感じです。

舞台監督の制作したタイムスケジュールに乗っ取って粛々と作業は進みます。

装置がある程度固まると、照明さんのつり込みの作業となります。

そして音響さん。

この大道具・照明・音響の三つのチームが交代しながら作業を詰めてゆきます。

そして舞台は出来上がっていくという訳です。

明日は場当りとゲネです。

役者がスタッフから役者に戻り本来の作業を行う日です。

なので早めに帰しました。

私も明日の為に早めに帰ります。

おやすみなさい。

アジャスト

本日小屋入り。

今回は二日仕込みという事で、本日は舞台作りと照明作りが主になります。

Omimame_omo
劇団員は舞台装置の建て込みを手伝ったり、証明、音響の補助という事になります。

中には面倒だなと思っている者もいるかもしれないんですがね、そんな思いの人間にはそれが得である事をわかってほしいですね。

稽古場稽古はすべて「つもり」の空間で行われていました。

でも小屋ではそれが現実化するわけですよ。

という事はね、「つもり」の世界では見えなかった事が見えてくる事があるんです。

その事を誰より先に感じ、見る事ができるわけです。

そして自分の演技プランに組み込むことができるんです。

出来上がったものを見るのと、手伝ってその構造を知るとのとは違うと思いますよ、意識を持っていれば。

という訳でこの本舞台にアジャストして、稽古場稽古で積み上げたものを本番用に組み替えていく行く作業はこんな所からも始まっているんです。

さあ、しっかり働いてください。

2013/05/18

第25回公演稽古場日誌 その9

さて本日は稽古場稽古の打ち上げ日。

本番稽古に入って二ヶ月45回。

本日の通し稽古二回でその集大成を見せて貰います。

Omimame_omo

お陰様で役者達の頑張りでよい作品になっています、自信満々でそう言い切る事ができます。

が、私の役者に対する要求は千秋楽の本番前で続きます。

ええ、油断はさせません。

もっともっと役者諸君には自分自身をクリアにする余地は大いに残っているからです。

これは役者の自分自身に対する欲の問題なのです。

今公演の事だけではなく、ずっと続く自分のこうなりたいと思う役者へ到達する為に必要な欲の問題なんですよ。

だからそこに近づくためには一回一回の現場を十二分に利用し、満喫していく必要なんです。

これでいいと役者自身が思った途端役者は新鮮さを失い、その役は生気を失い、段取り演技に堕落していきます。

そうならない為には自分自身の演技にこれで良いのかという問いかけを続けていく事が必要なんです。

劇団芝居屋の稽古場はそれが出来る処なんです。

さて、今日が終わるといよいよ劇場入りです。

これからは本番を迎える舞台に適応する為の稽古となります。

そこでもしかしたら今まで見えなかったモノが見えてくるかもしれません。

そうしたら儲けもんですよ。

2013/05/15

代役・・小さな喜び。

巷では天海祐希の病気による舞台降板と宮沢えりの代役が大きな話題になってますね。

この様なアクシデントとしての代役の登用は、過去を振り返ってみると結構ありました。

そこで頑張ってチャンスを手に入れた人もいますよね。

こんな大事でなくても、芝居をやっていると代役という役回りの機会は結構多いもんなんです。

単純なところで言えば、稽古中のNGの役者の代役ですよ。

私の所では、代役にはなるべく新人を立てる様にしています。

基本的に新人は出番が少なく、そこに甘える事が少なくないので。

急なMG以外は香盤表をつくり代役を振り当てています。

今回の私は演出の他に三つの場面に出演するのですが、昨日演出的な目線で場面をみたいと思い、予ねてから代役を頼んでいた新人の田中宏明君に代役を頼みました。

田中宏明君には私の演技行動をトレースしてくれる様に頼んでました。

彼の出番が終わると出演者から期せずして拍手が起こりました。

ええ、彼は台本なしに見事にやり遂げました。

ええ、これって結構うれしいもんですよ、劇団芝居屋の主宰とすれば。

今度は本役で頑張ってください。

2013/05/14

第25回公演稽古場日誌 その8

昨日は劇団芝居屋恒例の後援会長による稽古総見。

これは本番前一週間前に行われる恒例行事で、後援会長に今回の作品の出来と役者の成長をご披露するものです。

Omimame_omo
とにかく劇団芝居屋が創立した当時から行われているもので、もう25本目になります。

ですから役者達の緊張は大変なもので、劇団芝居屋のキャリアの長い役者ほどプレッシャーを感じています。

とにかく役者としての成長過程を見られているんですから、言葉でなんか誤魔化すことはできません。

ええ、結果が全てですから・・・

演出の側から言っても、この時期に観客に見られるという緊張はいい刺激です。

不安なモノが曝け出されます。

でもそれを自覚できれば是正もできるのです。

ここに至れば役者達には緊張を強いる視線が何よりの最後の一鞭になります。

残りは僅か。

厳しい鞭が入りました。

一気のスパートです。

2013/05/12

独裁の始まり

本番まで残す時間は後一週間。

いよいよ演出家の登場という場面になりました。

そう、これ以後役者は演出家の私の言葉を実体化する事に専念しなければなりません。

これまでの様に役者を尊重して、役者の中の可能性を引き出すための稽古はもうお終い。

Omimame_omo
ええ、待ちましたよ。

今まで通り、私は役者から放たれるものを待ち続けて今日まで来ました。

ええ、今は歯がガタガタです。

何故って、稽古が始まっての殆んどの時間が忍耐の為に奥歯を噛み締めっぱなしでしたからね

でもね、これから役者達は私がやれと言った事は何があってもやらなければならないんです。

ええ、言訳なんか聞きません。

もう役者の為の時間は過ぎたのです。

これからは観客の皆さんに作品を提示する為の稽古です。

これからは命令形の言葉が飛び交う時間です。

独裁者の私が出現する時間です。

ええ、今度はのど飴が必要になる時間なんですよ。

2013/05/10

第25回公演稽古場日誌 その7

本番まで二週間を切りました。

この二、三日の稽古で役者達は急速にそれぞれの役の本質に迫りつつあります。

まるでこの二週間程の稽古が圧縮され、それがバネと成った様な跳躍です。

人間がわかる瞬間ですよ。

これだから芝居は、稽古は面白い。

そして、私の欲をかきたてます。

もう少し上へ、もう少し上へとかきたてます。

これが残り二週弱続くのです。

疲れた…寝ます。

2013/05/06

わが心のミスター

昨日ミスターと松井の国民栄誉賞の授与式観ました。

ええ、感慨深かったですね。

ミスターは私より11歳年上の77歳。

北海道生まれの私が初めてテレビ放送を見たのは中学二年の頃でした。

それまではもっぱらラジオ放送です。

私が小学生の頃でしょうね。

その頃の記憶は定かではありませんが、父が野球ファンだったんでしょう、午後の7時を過ぎるとラジオからプロ野球放送が流れていました。

それが私が野球というスポーツを知り、長嶋茂雄という稀代大スターを知ったきっかけです。

私がミスターの名前を耳にしたのは、ミスターが立教大学で頭角を現した頃ですから、私が十歳の時です。

立教大学にいい選手が現れたと父から聞き関心を持ちました。

私が関心を持ったことが父もうれしかったとみえて、何処から手に入れたのか、立教大学のユニホーム姿のミスターの写真くれました。

多分それは数少ない父との幸せな時間だったのでしょう、その写真は自分のアルバムに大事に貼られていました。

私がミスターの映像を初めて見たのは、父が連れて行ってくれた映画館でした。本編の合間に、スポーツニュースが流れるんです。そこで大学四年生のミスターが当時の大学新記録の8号ホーマーを打ったシーンが流れたんです。

そのベース一周のダイナミックな事、幼い私の眼には塁間を飛んでいる様でした。

それから1~2年たった昭和33年にミスターは巨人に入団しました。

それからのラジオから流れる巨人戦の中継放送の中でのミスターの活躍が私の想像力をかきたてました。

中学に入学して私はサッカーをしていました。

その頃、テレビがやっと家に来たんです。

そして巨人戦の中継。

初めてオンタイムで観たミスターは、私の過剰な期待以上にカッコ良かったですね、光り輝いてました。

私の長嶋信仰はここから始まりました。

ええ、私は生粋の長嶋信者です。

中学でサッカー部のキャプテンをやっていた私ですが、高校に入るとどうしても野球がやりたくなり野球部に入りました、キャッチボールも満足にできなかったくせにです。

以来53年。

ミスターの全盛時に私は芝居の道に足を踏み入れました。

ミスターの最後の首位打者の時に結婚しました。

ミスターの引退の時に長女が生まれました。

ミスターの第一次監督時代の晩年に次女が生まれました。

ミスターが巨人を追われた年に長年所属していた転形劇場をいう劇団から離れました。

ミスターの浪人時代も2次、3次政権時も、倒れた時もいろんな影響をもらったもんです。

最近セコムでミスターのCMが復活しました。

相変わらずカッコ良いです。

私もあんな背筋の伸びた年寄りになりたいと心底思いましたね。

ミスター、有難う。

2013/05/04

第25回公演稽古場日誌 その6

本番まであと二週間。

あと16回の通し稽古10回の台詞合わせ、数回の小返しの後に稽古場稽古を終え、仕込み、場当り、ゲネと続き本番初日を迎えます。

役者達にとって役創りの最後のあがきの時です。

Omimame_omo
此処であがき切った役者が観客の賞賛をもらえるのです。

さあ、あがけあがけ。

という事でアドバイス。

今回は役と役者の視界について書きたいと思います。

稽古始めの頃の役者の視界は極端に狭いものです。

それは役の理解と創りの浅さに問題があると同時に、役者自身がその作品世界に於ける居場所、立ち様を決めかねている状態だからです。

やがて稽古の進行と共に作品世界の理解と役の創りが進むと役者の視界は広がります。

視界が広がるという事は演技行為の範囲が広がる事を意味します。

今の時期の役者諸君はその時期に差し掛かって来ていることでしょう。

この時期に必要な事は、この視界の広がりが役者の視界の広がりなのか、役の視界の広がりなのかを検証する事です。

簡単に言えば、客観の視界なのか主観の視界なのかを確かめる必要があるのです。

作品世界を見渡せる客観的な視界は役者の役への理解の深さを誘うものですが、役そのの視界ではありません。

役の視界はもっと主観的な世界を見るもので、役の視界というものがあるのです。

ですから視界を制限する事を見つけるのが役創りには必要な訳です。

今の視界の広がりに疑問を持ち、もう一度視界を閉ざす条件を探す事、それが今求められているのです。

2013/05/03

第25回公演稽古場日誌 その5

今日は酔っぱらっています。

と、言うのも、稽古場に毎公演ごとの恒例の人々がお越しなったからです。

Omimame_omo
私、劇団の稽古の見学は大歓迎なんですよ。

でもね、稽古の期間ですよ、その日その日で役者が持ってくるモノって違うでしょう。

それは稽古の進行具合でバラツキがあるのが当然です。

その為の稽古なんですから・・・

でも、中にはバカな人間もいて稽古期間のその瞬間をこの芝居の出来と判断してくれる奴もいるんですよ。

こういう人間は芝居がわからない人間です。

ですから私は、稽古を観に来るんだったら、三回来なさいと言ってます。

初期、中期、本番前という訳です。

それは稽古で芝居が変わっていく様を見聞してもらいたいからです。

それを長年見続けてくれている人が今日見に来てくれました。

そして辛口のお言葉。

でも今は、中盤稽古という注釈つきです。

好き勝手な言いたい放題はご無理ごもっともと聞き流し、明日の糧にいたします。

とにかく観た感想は上々です。

とにかく目が回るので眠ります。

失礼があったらお許しください。